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2009年10月25日日曜日

『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』 日本 2009年

『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』 日本 2009年


監督:室賀厚 原作:楠みちはる
出演:中村優一、加藤和樹、小林涼子 


原作は楠みちはるの発行部数1700万部大ベストセラー漫画の実写映画化。
プレイステーション、PSPのゲームやTVアニメ等でも大人気です。 


以前にもVシネマ(ビデオで発売の映画)で数本制作されましたが、原作に忠実な本格的な映画化は初めてです。日本では、車の漫画の実写化はとても難しく、観るに堪えるものが、非常に少ないのが現状なのです・・・

一時は警察が取り締まりの為、発売中止にするものなどもありました。(以前は現行犯逮捕だったのですが、やり逃げが多いい為か、完成した映像からスピードを割り出した)
ハリウッド映画『ワイルドスピード3』でさえも日本では撮影にならず、ハリウッドに渋谷の通りを組んだそうです。

映画は文化なのですが…日本では芸術しか理解されないのですね・・・(悲しい)

監督は、『スーパーカブ』『SCORE』『地雷撤去隊』『JUNK』『ガンクレージー』の室賀厚氏。
彼の情熱とパワーで日本の現状を打破し、ハリウッド映画を追い越せと、見せまくります。
車の漫画の映画化で一番困るカーチェイスを真っ向から立ち向かい素晴らしい形で完成させています。日本でここまでできるのは、室賀監督だけでしょう。

この映画のほんの数秒の為、彼は単身海外まで撮影に行ったり・・・すごいです。

出演は「仮面ライダー電王」「シャカリキ」のD-BOYSの中村優一。
「恋極道」の加藤和樹。ヒロインは「魔王」「砂時計」の小林涼子です。

原作に忠実に悪魔に魅入られた車のフェアレディZとブラックバードのポルシェ911が映画館のスクリーンで暴れまくります。ど迫力映像のカーチェイスムービーを堪能して下さい。


原作や、車が好きな人にお勧めです。是非DVDでなく映画館のスクリーンで鑑賞下さい。

2009年9月25日金曜日

『アマルフィ 女神の報酬』

『アマルフィ 女神の報酬』


監督:西谷弘 原作:真保裕一
主演:織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市


全編イタリアロケで、スタジオもローマのチネチッタスタジオで撮影したそうです。
日本映画もついに、ここまで来ました。
日本映画で海外ロケに行くと、実景+少しだけ現地で撮影して、後日本でというのが多かったですが、
すごいですね。全編イタリアです。
どのカットも非常にきれいな絵です。美しい絵画を見ているようです。
私もこの映画を見て、イタリアに行きたくなりました。
そういえば、本作は、セルジオ・レオーネの『荒野の用心棒』と似ていますね。

サラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッドバイ」が全編に流れ、ゆっくりとした時が流れる映画になっています。観た後、自分に頭の中に「タイム~」がずっと繰り返されていました。


若い人というより40代から上の人にお勧めの映画です。

2009年8月25日火曜日

『3時10分、決断のとき』(3:10 TO YUMA) 2007年アメリカ映画

『3時10分、決断のとき』(3:10 TO YUMA) 2007年アメリカ映画


監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:クリスチャン・ベイル、ラッセル・クロウ、ピーター・フォンダ



西部劇です。1957年の「決断の3時10分」のリメイクです。(私も未見)
あっしは原作者のエルモア・レナードのファンであります。
『アウト・オブ・サイト』『ゲット・ショーティ』『ジャッキーブラウン』など傑作も多いし、独特のセリフまわしが、Q・タランティーノなどにも影響を与えている。
タラちゃんの新作『イングロリアル・バスタード』早く観たい。11月まで待てない。
でも本作はあまり、レナードっぽくないけどね・・

役者が『バットマンビギンズ』『ダークナイト』のクリスチャン・ベイル。『グラディエーター』『L.Aコンフィデンシャル』ラッセル・クロウ。2人ともお気に入りの役者です。
男臭い映画ばかりあげてしまいましたが、本作も男臭い映画です。

話は強盗団のボスと牧場主という正反対の男2人の友情や、親子の絆などが描かれる。
私は、強く心を打たれました。特に男性の方にお勧めの映画です。



「男はやらなければならない時がある」